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機械工学科:平成25年度前期分の授業改善アンケート集計結果と改善対策について

平成25年度前期分の学科授業改善アンケートの集計結果を分析し,その改善対策をまとめましたので,報告いたします.自由意見につきましては下記のリンクからご覧いただけます.(参考:機械工学科の教育改善について)

授業改善アンケート調査結果の報告

科目ごとの集計結果をみる限り,授業の進め方は昨年度に引き続き,問題ない結果となっている.したがって,学生の不満に対しての来年度に向けた教育改善の必要は無いと判断できる.なお,個別の科目で更なる教育効果を考えて,改善を推進されるケースもあり,コメントに記載されている.機械工学科全体として,アンケート結果を分析すると,下記のことが認められた.

  1. これまでのアンケートでは,学生の修学意欲が高学年ほど高くなっていくことを反映して,アンケートの結果も高学年ほど高くなる傾向を示していたが,新しいアンケートになって,学年別の評価の差が無くなった.
  2. 学生の満足度と理解度は,教員の熱意と強い相関が認められた.
  3. 学生のやる気と学生の満足度あるいは理解度の相関は弱い傾向が確認された.
  4. 学生のやる気は教員の熱意より低かった.
  5. 2~4の結果から,学生は能動的な学びより受動的な教育を好む傾向にあると予想される.昨年度から,アクティブラーニングの見える化・定量化を行い,その効果が表れるには少し時間が必要であると考えられるので,引き続き経過を見守っていきたい.
  6. 今年から本学でも,15週の授業を開講し,授業は勉強しに出るものであるとの文部科学省の教育方針を明確にしているので,アンケートの回収率をみたところ,ほとんどの学生は真面目に勉強していた.アンケートの回収率が100%にならない最も大きな理由として,履修・生活・進路指導の対象となる学生が履修登録のみして,大学に来ないことが考えられる.また,アンケートを学生に義務付けていないので,回収率が下がる.
  7. 自由意見に関しては,学生の理解度を反映して様々な意見が集められた.担当教員から,適切な回答が出されているので,学科のHPに掲載して,周知する.
  8. 自由意見には板書に関する意見もあったが,その多くは学生の修学意欲に問題があるか,あるいは,ノートの取り方に慣れていない,あるいは,知らないために板書に対応しきれていないと考えられる.担当教員は適切な履修指導を行っている.
  9. 自由意見には,学生は分からないこと,興味をもったことを教員に質問せず,資料や解答を欲していることが書かれていた.学生の学びが能動的でないことが示唆される.また,機械工学科の教育方針は機械要素に関してものの考え方を学ぶことに重点を置いているので,このことを実践されている先生は資料や解答の配布を避けられている.

※括弧内の番号はアンケートの設問番号であり,各授業科目の評価平均値を各学年に対して図示している.

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