(JABEEウェブサイト・トップページより引用)
JABEEについて
一般社団法人日本技術者教育認定機構(JABEE: Japan Accreditation Board for Engineering Education)とは,技術者を育成する教育プログラムを「技術者に必要な知識と能力」や「社会の要求水準」などの観点から審査し,認定する非政府系組織です.ここでいう教育プログラムは,通常,大学・高専等の工学・農学・理学系の学科あるいは学科内のコースそのものを指します.JABEEの認定基準は,技術者教育認定の世界的枠組みであるワシントン協定などの考えに準拠しており,認定プログラムの技術者教育は国際的に同等であると認められます.認定プログラムの修了生は,世界に通用する教育を受けた技術者であるといえます.
参考:一般社団法人日本技術者教育認定機構(JABEE)ウェブサイト
https://jabee.org/
東京都市大学工学部機械工学科のJABEE認定
東京都市大学工学部機械工学科は2017年度にJABEEの審査を受審し,2018年3月6日付で,認定開始年度を2017年度として,機械及び関連の工学分野でJABEE認定されました.これにより,本学科は国際的に認められた技術者教育プログラムであることの証明を得たことになります.2014年度(平成26年度)以降に本学科に入学した学生(※)は,本学科の卒業(※※)と同時にJABEE認定プログラム修了者として修習技術者となり,国家資格である「技術士」の第一次試験が免除されます.また,卒業後,各自で 公益社団法人日本技術士会 に登録することで,「技術士補」の資格を取得できます.
※2013年度(平成25年度)以前に入学した学生は対象になりません.
※※他学部・他学科に転学部・転学科した学生は対象になりません.
参考:本学科とJABEE基準との整合性
http://www.me.tcu.ac.jp/overview/curriculum
参考:認定プログラム一覧
https://jabee.org/accreditation/program
年度別新規認定プログラム->2017年度新規認定プログラム一覧 (2018.3.6) より閲覧できます.
「技術士」について
技術士制度は,文部科学省が所管する,優れた技術者の育成を図るための国による技術者の資格認定制度です.「技術士」は,技術士法に基づいて行われる国家試験(技術士第二次試験)に合格し,登録した者だけに与えられる名称独占資格(※)です.「技術士」の資格を有する者は「科学技術に関する技術的専門知識と高度な応用能力及び豊富な実務経験を有し,公益を確保するため高い技術者倫理を備えていること」を国によって認められた技術者であり,科学技術の応用面に携わる技術者にとって最も権威のある国家資格を有する者といえます.
「技術士」の資格取得には,技術士第一次試験に合格した後,4~7年以上の実務経験を得た後,技術士第二次試験に合格する必要があります.このうち,JABEE認定プログラム修了者は,技術士第一次試験が免除されます.
※名称独占資格とは,資格取得者以外のものにその資格の呼称およびそれに類似したり紛らわしい呼称の利用が禁止される資格のことです.
参考:技術士への道
https://jabee.org/about_jabee/gijutsushi