平成28年度前期分の学科授業改善アンケートの集計結果を分析し,その改善対策をまとめましたので,報告いたします.自由意見につきましては下記のリンクからご覧いただけます.(参考:機械工学科の教育改善について)
1.学科としての教育改善の報告
(1)アンケート分析結果
- 平成28年度前期の授業改善アンケートの評価から,改善すべき点は改善することが確認された.
- 自由意見より,具体的な事例を図解やビデオで紹介しながら講義をすると学生の評価が高いことが分かった.その一方で,期末試験期間中に課題を課した場合の不満,授業の進捗速度に関する不満がでており,学生の就学意欲の低さを感じさせる意見が散見された.
- クォーター制に関する不満として,授業後の復習の時間が十分に取れないとの意見が多数確認できたが,これは学生の履修習慣が“予習をせずに授業を聞き,板書したノートを見ながら講義後理解をしていること”が問題であると考えられる.履修指導の在り方を含めて,今後対策を検討する必要がある.
(2)アンケート公開方法
例年通り,機械工学科のHPに本報告結果と自由意見の回答を掲載する.
(3)JABEE自己点検票を用いた教育改善
- JABEE自己点検票を用いた点検を行い,人材像と総合評価(試行)が新たに進められたことを確認した.
- JABEE自己点検票を確認しながら,社会の要求する工学教育に関して機会発見と課題設定が重要になっていることを認識できたが,機械工学科の教育方針(卒業研究)の達成目標をどこに置くかなど問題点が確認された.
(4)学科の教育改善検討会議の概要報告
- 授業改善アンケート評価の集計結果およびJABEE自己点検報告を参考にしながら,機械工学科の現状を確認した.
学科の教育改善の具体策
- JABEEの受審に向けて,具体的な作業を進めていくこととなった.