平成27年度前期分の学科授業改善アンケートの集計結果を分析し，その改善対策をまとめましたので，報告いたします．自由意見につきましては下記のリンクからご覧いただけます．（参考：機械工学科の教育改善について）
１．学科としての教育改善の報告
１．１．授業改善アンケートについて
- 授業改善アンケートの集計結果から問題の無いことを確認した．しかし，学生から多数の自由意見を頂いた．
- 学生の修学姿勢の変化のためか，答えを求める傾向が強く表れた．また，考えさせること，主体性を持たせること，自学自習に関しては，学生がその重要性を理解できていないのではないかと思われる意見も散見された．今後は，このような点も考慮した上での，授業展開が重要であり，検討していくこととした．
- 教員の態度に対する不満が散見された．以後，改めるようにとの主任教授が注意を行った．その一方で，学生の文句と言えるような意見が散見された．学生に良識を持たせるための意識改革をどのようにして実行するか今後の課題として取り上げられた．
１．２．自己点検書による点検報告
- ＪＡＢＥＥ自己点検表による学科の教育の質点検を行った．学科の教育体制はよく整えられていることが確認された．しかし，学科の教育方針の学科教員への浸透が浅い箇所も確認され，継続して点検と必要に応じて改善を進めていくことになった．現状で，ＪＡＢＥＥ自己点検表上で問題となる点は，
- 総合評価が確立されていない
- 外部評価を受けていない
ことが大きな問題であった．
２．アンケート公開方法
- 例年通り，機械工学科のＨＰに本報告結果と自由意見の回答を掲載する．
３．学科の教育改善検討会議の概要報告
- １．２．で報告した通り，学科の教育体制は非常によく整えられているので，アンケート調査で指摘された点やＪＡＢＥＥ自己点検表上で問題となる点の改善を検討し，改善していくことになった．また，特色のある学科のアドミッションポリシーについて審議したが，継続審議となった．
- 昨年度から引き続き，機械工作実習で利用する工作機械のリニューアルを進めていきたいことが承認された．
４．学科の教育改善の具体策
- クォータ化を進めるとともに，クォータ化に伴う学生履修上の問題対策を事前に検討し，対応していくことになった．
- 教育改善は，継続してＪＡＢＥＥ自己点検表を用いた点検と根拠資料の確認を実施していくこととなった．
- 実験科目等で確認されたミスリードを解消する目的で，ル―ブリックの導入を進めていくことになった．
- 来年度以降のリニューアル希望機器として，機械工学科，機械システム工学科，医用工学科，原子力安全工学科の４学科合同で，機械工作実習に利用している精密旋盤３台，ＮＣ旋盤２台，マシニングセンター１台のリニューアルを申請することとなった．
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