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機械工学科:平成25年度後期分の授業改善アンケート集計結果と改善対策について

平成25年度後期分の学科授業改善アンケートの集計結果を分析し,その改善対策をまとめましたので,報告いたします.自由意見につきましては下記のリンクからご覧いただけます.(参考:機械工学科の教育改善について)

1.学科としての教育改善の報告

(1)アンケート分析結果

  • 平成25年度後期の授業改善アンケートの評価をみる限り,問題は無いことが確認された.また,昨年度の授業改善アンケートの結果から具体的な教育改善案がコメントに記入されていた科目があったが,改善効果がみられていることが確認された.
  • 教員の熱意と学生の満足度は高い評価が得られている.しかし,学生のやる気と学生の理解度は教員の熱意と比べて低い結果となった.また,2年生のやる気が最も大きなばらつきを示した.
  • 各パラメーターの相関を調べたところ,学生の満足度,学生の理解度および教員の熱意の間に相関がみられた.教員の努力により学生の理解度が向上し,その結果として学生の満足度が上がっていると考えられる.ただし,学生の理解度と試験による評価の間には大きな溝が存在しているので,学生は教育到達目標をよく理解する必要があると考えられるとともに,教育到達目やカリキュラムポリシーの学生への周知徹底をより一層進めていきたい.
  • 自由意見を多数いただき,改善するべきことは改善し,来年度その改善結果を確認することになった.

※括弧内の番号はアンケートの設問番号であり,各授業科目の評価平均値を各学年に対して図示している.

(2)アンケート公開方法

  • 例年通り,機械工学科のHPに本報告結果と自由意見の回答を掲載する.

(3)学科の教育改善検討会議の概要報告

  • シラバス検討会議を系統別に行い,来年度に向けた改善案とシラバスの作成が行われた.その検討結果報告を教務委員が回収するとともに,教室会議で機械工学科の教育に問題がないことを確認した.
  • 本年度の1年生から機械工学の基礎とも言える工業力学を工業力学(1),(2)に増強し,これらの科目では習熟度別クラスを開講したので,その教育効果を来年度の2年生の専門科目の合格率や理解度と照らし合わせながら検討していくことになった.また,本年度から開講した工業力学(1),(2)の習熟度別クラスの教育効果に関して担当教員から話しを聞き,情報を学科で共有して,今後の教育改善に活かしていくことになった.
  • CAP制の導入により1年生が受講する必修科目の割合が多いので,1年生配当科目の配置等を検討していく.

(4)学科の教育改善の具体策

  • (3)と同じ

2.工学部教務委員会への提案

(1)共通問題の指摘

  1. 昨今,グループ力として,多様性と責任分担能力の育成が取り上げられているが,他学科間でのPBLが有効であるとの考え方が文部科学省(参照基準),日本工業教育協会やJABEEから示されている.
  2. 間接評価として,学生は何ができると考えているのかを分かるようにしてほしい.

(2)改善策の提案

  1. 工学部のカリキュラムポリシーに協働力のキーワードが入っているので,工学部としての取り組みとして本学で実行可能な案を検討して頂きたい.
  2. 例えば,試行的に実施しているPROG試験を工学部全体で実施する.

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